Search Consoleで表示回数が急に減ったとき、ページを直す前に確認すること

Search Consoleの表示回数やクリックが急に減っても、すぐにページを書き直すのは待ちます。最初に確認するのは、同じ条件で比べているか、減ったのが表示回数かクリックか、サイト全体か一部のページかです。この3つを分けると、直すべき問題と、季節や検索結果の変化として様子を見る動きを切り分けやすくなります。

この記事でわかること

この記事では、検索流入が減った原因を調べる入口に絞ります。

  • 比較期間をそろえる方法
  • 表示回数とクリックを分けて見る理由
  • ページ・検索語・端末で影響範囲を絞る順番
  • ページを直す前に止まりたい条件
  • 自分で確認できる範囲と、相談したい条件

まず、比較する条件をそろえる

最初に期間と検索タイプをそろえます。条件が違う数字を比べると、実際には変化がないのに「急に減った」と見えることがあるためです。

Search Consoleの「検索パフォーマンス」を開き、減少に気づいた期間と、その直前の同じ長さの期間を比較します。曜日による違いが大きいサイトなら、同じ曜日を含む期間にします。季節商品のように時期で需要が変わる場合は、前年の同じ時期も参考になります。

この時、次の条件が同じかを見ておきます。

  • 検索タイプがウェブ、画像、動画のどれになっているか
  • 国や端末のフィルタが残っていないか
  • 特定のページや検索語だけに絞られていないか
  • 比較する期間の日数と曜日が近いか

画面を開いた時点で、前に見た条件が残っていることはよくあります。フィルタが効いたまま「減った」と判断しかけたことが、私も何度かありました。まずフィルタを外し、比較条件をメモしてから数字を読みます。

表示回数とクリックを分けて見る

表示回数とクリックでは、減った時に考える原因が違います。両方をまとめて「アクセスが落ちた」と考えず、どちらから変化したかを見ます。

表示回数もクリックも減っている

検索結果へ表示される機会そのものが減っています。ページが検索対象から外れた、検索順位が下がった、検索される回数が季節的に減ったなど、複数の可能性があります。

この段階では原因を一つに決めません。次の節で、サイト全体か一部かを分けます。

表示回数は同じで、クリックだけ減っている

検索結果には出ているものの、選ばれにくくなっている状態です。平均掲載順位、検索結果に表示されたタイトル、検索語とのずれを確認します。

この状態では、まず表示回数はあるのにクリックされない時の確認へ進み、検索語、対象ページ、平均掲載順位を一組にして見ます。設定したタイトルと検索結果の表示が違う場合は、タイトルリンクが変わる理由も合わせて確認すると、本文を大きく変える前に見る場所を整理できます。

クリックは同じで、表示回数だけ減っている

表示される検索語が減っても、必要な読者からのクリックが保たれていることがあります。表示回数の合計だけでページの価値を決めず、問い合わせやサービスに近い検索語が残っているかを見ます。

サイト全体か、一部のページかを分ける

次は影響範囲を絞ります。サイト全体が同じように減っているのか、特定のページ群だけなのかで、確認先が変わります。

「ページ」タブを開き、減少量が大きいURLを確認します。

  • ほぼすべてのページが同じ時期から減っている
  • ブログ記事だけが減っている
  • 特定のサービスや商品ページだけが減っている
  • 1本か2本のページに減少が集中している

サイト全体なら、インデックス状況、サーバー障害、サイト移転、検索上の大きな変化を確認する範囲に入ります。一部のページだけなら、そのページの検索語、内容、内部リンク、更新履歴を先に見ます。

重要なページだけが検索結果から見つからない場合は、順位の変化と決めつけず、公開ページがGoogle検索に出ない時の確認でインデックス状況を先に確認します。

検索語と端末で、減った場所をさらに絞る

ページを特定したら、そのページを表示していた検索語と端末を見ます。ここまで進むと、直す対象がかなり小さくなります。

検索語を見る

「クエリ」タブで、どの検索語の表示回数やクリックが減ったかを確認します。

ページの主題に近い検索語が減っているなら、今の内容が検索意図に合っているかを見ます。主題から遠い検索語だけが減っているなら、そこは取りに行かない判断もあります。減った分を取り戻そうとして別の検索意図を足すと、もともと答えていた内容までぼやけます。私は、拾わないほうを選ぶことが多いです。

端末を見る

スマートフォンだけクリックが減っている場合は、まず端末別の平均掲載順位と、スマートフォンの検索結果に出るタイトルや説明を見ます。画面幅や検索結果の構成が違うため、パソコンと同じ文言でも伝わり方が変わることがあります。

クリック数は保たれているのに、GA4で読了や次ページへの移動だけが落ちている場合は、検索結果ではなく開いた後の確認へ移ります。文字の重なり、固定ボタン、表の横はみ出しなど、モバイル表示の問題を実際のページで見ます。

パソコンとスマートフォンの両方で同じように減っているなら、端末固有の表示崩れだけが原因とは考えにくくなります。

ページを直す前に、記録しておく

原因を調べる途中では、複数のページを一度に書き直しません。変更前の状態を残し、仮説ごとに小さく直せるようにします。

最低限、次を記録します。

  1. 減少に気づいた日と比較期間
  2. 表示回数とクリックのどちらが減ったか
  3. 影響が大きいページ
  4. 減少した検索語と端末
  5. 同じ時期に行ったサイト変更

ページがすでに目的の検索語で安定して表示されているなら、全面的に書き換える必要はありません。数字が下がると本文を大きく触りたくなりますが、一気に書き換えると次に何が効いたのか分からなくなります。まずタイトルや本文の主題がずれていないか、技術的な問題がないかを分けます。

自分で確認できる範囲と、相談したい条件

期間をそろえる、表示回数とクリックを分ける、ページ・検索語・端末を確認するところまでは、設定を変えずに進められます。数字を表にまとめるだけでも、直す範囲はかなり絞れます。

次の状態なら、ページを一括で修正する前に相談したほうが進めやすくなります。

  • サイト全体が同じ日から大きく減っている
  • 重要なサービスページが検索結果から見つからない
  • サイト移転やURL変更のあとから減っている
  • インデックスやセキュリティに関する警告がある
  • Search ConsoleとGA4の動きが合わず、影響範囲を決められない

順位や問い合わせ数の保証はできません。原因を一つに決めつけず、現状のデータから優先して確認するページを整理する支援になります。

おわりに

Search Consoleの表示回数が急に減った時は、ページを書き直す前に、比較条件、表示回数とクリック、サイト全体と一部ページの違いを確認します。そのあと検索語と端末まで絞れば、必要のない全面修正を避けやすくなります。

自分で比較できても、どのページから直すか決められない場合は、現状の数字と変更履歴を並べるところからお手伝いできます。

検索流入を含むサイト改善を見る

SNS SHARE

はてなブックマークでシェアXでシェアLINEでシェアPocketでシェア