新しいサービスを始めることになった。ホームページの「お知らせ」に載せようと思ったけれど、それだけでいいのか、サービス紹介のページも必要なのか。ここで少し迷いますよね。
考えるときは、来月初めてサイトを見る人を想像してみてください。その人は開始日の告知を読まなくても、サービスの内容や料金、申込み先を見つけられるでしょうか。
すでに説明できるページがあれば、そこへ追記して告知を出す形でも十分です。今のページでは別のサービスと混ざって分かりにくくなるなら、専用ページを作る候補になります。
新サービスだからといって、必ずページを増やす必要はありません。まずは、あとから来た人がどこで詳しい案内を読めるかを決めると、必要な更新が見えてきます。
お知らせを読まなくても、内容が分かるようにする
「新サービスを開始しました」というお知らせは、開始日や何が新しくなったかを伝えるのに向いています。
ただ、新着順の一覧では、その後のお知らせが増えると下のほうへ移動します。記事が消えるわけではありませんが、サービスを探している人に、過去の告知を順に開いてもらうのは少し不親切です。
たとえば「清掃サービス」を見に来た人なら、サービス一覧や清掃の紹介ページを開きそうですよね。その場所に新しいプランが載っていれば、開始時期を知らなくても比較できます。
今あるサービス一覧に、新しい案内を加えられそうな場所があれば、そこが最初の候補です。
今のページに足すか、新しく作るか
ここでは、架空の清掃会社を例に考えます。
同じサービスの選択肢が増えるなら、追記しやすい
オフィス清掃に「週1回のプラン」を追加するとします。掃除する場所や申込み方法は今までと同じで、訪問頻度と料金が変わるだけです。
この場合は、今あるオフィス清掃のページに、ほかのプランと並べて載せられそうです。利用する人も、同じ場所で頻度や料金を比べられます。
ページを分ける前に、今ある見出しや料金案内へ追加した状態を考えてみてください。「どのプランを選ぶか」が読み取りやすければ、そのページを更新する形で進められます。
説明する条件が変わるなら、専用ページを考える
同じ会社が「空き家の定期巡回」を始めるなら、少し話が変わります。
遠方に住む所有者は、どこまで見てもらえるのか、室内にも入るのか、写真で報告してもらえるのかを知りたいはずです。オフィス清掃を探す人とは、申し込む前に確かめたいことが違います。
これをオフィス清掃のページの末尾へ足すと、読み手が「自分向けの案内はどこから?」と迷うかもしれません。空き家の巡回について一通り読めるページを用意し、サービス一覧から選べる形が合いそうです。
分ける目安は、文章の長さだけではありません。対象となる人、対応する範囲、料金の決まり方、申込み方法を並べて、今のサービスと一緒に読んでも誤解しないかを見ます。
サービス名だけが新しくても、利用条件がほぼ同じなら追記で済むことがあります。逆に短い説明でも、対象や受付窓口が違えば、分けたほうが案内しやすい場合があります。
何を対応範囲として書けばよいかで迷ったら、サービスページで「できること・できないこと」を分ける考え方も参考になります。
詳しい説明を載せたら、お知らせは短くていい
案内する場所が決まると、お知らせの書き方も決めやすくなります。
週1回の清掃プランなら、「いつから受け付けるか」「これまでと何が違うか」を伝え、更新したオフィス清掃のページへリンクします。空き家の定期巡回なら、始めたことと主な対象を短く紹介し、専用ページへ案内する形です。
お知らせとサービス紹介の両方に、詳しい料金や条件を丸ごと書くと、変更のたびに両方を直すことになります。片方だけ古いまま残ると、お客さんもどちらを信じればよいか困りますね。
詳しい条件を確認する場所を決め、お知らせからそこへ案内すると、更新する箇所を減らせます。告知に料金を載せる場合も、いつの条件なのかが分かるようにし、変更時には案内の食い違いがないか確認してください。
なお、一度だけの体験会など、日時・対象・料金・申込み先が一つの記事で分かる内容なら、お知らせを案内ページとして使う方法もあります。期間限定だから省略してよい、というわけではありません。参加する人が必要な条件を読めて、受付終了後にもその状態が分かることが前提です。
作ったページへ、どこから入ってもらう?
新しいページを公開してURLを開けるようになっても、サイト内の入口が増えたとは限りません。
サービス一覧からそのページへ進めるか。関連するサービスを読んだ人にも、選択肢として案内したいか。お知らせのリンクを置くだけで終わらず、普段サービスを探す場所からも開ける形を考えます。
すべてのサービスを、画面上部のメニューへ一つずつ追加する必要はありません。メニューの「サービス案内」から一覧へ進み、そこで選べる形でも案内できます。
リンクの文字も、「詳しくはこちら」だけより「空き家の定期巡回の内容・料金」のほうが、何を読めるか伝わります。Googleも、関連ページ同士をリンクし、リンク先が分かる文字を使うことを案内しています。ページを増やすだけで検索順位が上がる、という話ではありません。
もう一つ見ておきたいのが、申込み先です。新サービスのページから問い合わせフォームへ進んだのに、サービスの選択肢が古いまま。これでは、どれを選ぶか迷います。
公開前には、サービス一覧から詳細ページを開き、申込み先まで実際に進んでみてください。専用の申込みフォームが必要なのか、今のフォームへ項目を追加すれば足りるのかも、この流れで考えられます。
WordPressなら、今のサイトの登録方法も見る
WordPressでは、一般にお知らせなどの投稿と、会社案内などの固定ページを使い分けます。投稿は通常、新しいものから一覧に並び、固定ページは時系列で並べる必要のない内容に使います。WordPress公式の固定ページの説明でも、この違いが紹介されています。
ただし、管理画面に「サービス」という専用の登録欄があるサイトもあります。すでにその方法でサービス一覧を作っているなら、同じ仕組みに追加するほうが自然です。
「固定ページを作ればメニューにも出るはず」と思って公開する前に、今のサービスをどこから編集しているか確認してみてください。メニューへの表示方法は、テーマや設定によって違います。
編集場所が分からない場合は、公開ページのURLと、追加したい内容を制作担当者へ渡せば相談できます。設定を変えたり、似たページを何枚も複製したりして探す必要はありません。
頼むときは、ページ数より「どこまで変えたいか」を伝える
ページを1枚作るつもりでも、サービス一覧の変更やフォームの項目追加が必要になることがあります。依頼するときは、新ページの本文だけでなく、そこへ進むリンクと申込み先まで含めて相談すると、作業範囲を決めやすくなります。
空き家の定期巡回の例なら、こんな伝え方です。実際の依頼事例ではなく、説明用の例文です。
空き家の定期巡回を始めるので、ホームページに案内を追加したいです。
対象は、遠方に住んでいて空き家を見に行きにくい所有者です。
巡回する範囲と、写真での報告内容を説明したいと思っています。
料金と対応地域は社内で確認中です。
サービス一覧から案内を開けるようにし、開始時にはお知らせも出したいです。
申込みには今の問い合わせフォームを使いたいのですが、項目を増やす必要があるかも見てほしいです。
既存ページへの追記で足りるか、新しいページを作るかも相談したいです。
まだ決まっていない条件は、例のように「確認中」で構いません。載せる場所を相談する段階で、きれいな原稿を完成させておく必要はありません。
受付を始めるまでには、対応地域や巡回の範囲、料金をどう案内するかなど、申込みの判断に必要なことを決めておきます。予告だけを先に出す場合も、受付中と誤解されない書き方にしてください。
まずは今のサービス一覧を開いて、「この新サービスを探すならどこを押すか」を考えてみてください。載せる場所から迷う場合は、サイト改善相談で、今あるページを使えるかも含めてご相談いただけます。



